安達裕哉さんの同名の記事、「忙しい人」になってはいけない。を読んで、少し異なる視点から意見を持ったのでブログにします。

元記事では、仕事ができる人間はリソース管理や問題の再発防止がうまくできていることを述べられていました。

ピーター・ドラッカーの言葉だそうですが、以下の引用もシビれますね。

簡単なことを楽に継続し、着実に、危なげなく、簡単にこなしている人こそ、真に仕事のできる人物であり、見習うべきやりかたである。

この記事では、別の視点である「価値を出すこと」をベースにしてまとめていきたいと思います。

会社員がなぜお金をもらえるか

2014年時点での日本の会社員の割合は80%以上になるそうです。(出典

この割合は、2016年現在もそう大差はないでしょう。

 

このように大半を占める会社員は、なぜお金をもらえるのでしょうか。

ユーザのために働いているから?社会をいい方向に動かそうとしているから?

 

違います。

「会社に対して労働力(時間)という価値を提供しているから」です。

私は労働者の本質はこのことにあると思っています。

 

うわべでは、ユーザのためだとか顧客のためなどと言うこともありますが、あくまで会社に対しての価値を提供しているに過ぎないのです。

(会社を否定しているわけでは一切ありません。一人では成し遂げられない目標を達成するために、会社は社会にとって欠かせない存在です。)

 

このことから言えるのは、良かれと思って忙しく働いても、会社のために労働力という価値をほんの少しだけ多く提供するだけということです。

会社のビジョンにものすごく共感しているだとか、自分が会社を成長させる!と考えている方はもちろんたくさん働くと良いでしょう。

ただ、そのようなことを考えずに流されるままに忙しくしている人は、残念としかいいようがありません。

仮に会社を辞めたとすると、そこまで忙しくして提供してきた労働力(価値)は、その瞬間に全て終わってしまいます。

ほんとうの価値を与えることを考えよう

ではどうすれば良いのですが、当然これは人によって答えが違うでしょう。

ただ、一つ言えるのは「価値を与える」ということについて、真剣に考えてみると良いということです。

 

大半の方は特に何も考えずに一日のほとんどの時間を労働に使い、労働力という価値を会社にだけ提供して、数十年もの時間を過ごしてしまいます。

これは、とてももったいないことです。

人間には考える力があり、価値を与える / 誰かの役に立つことを本気で考えればいくつも考えられるはずです。

ほかの場所でもスキルを転用するために会社を利用するなど、現在置かれた状況をうまく利用する手もいくらでも考えられるでしょう。

最終的には会社を通して今まで以上の価値を出す努力を行っても良いですし、いっそ個人で何かを始めてしまうのも良いでしょう。

価値がお金に変わる

最後に、忘れては通れないのがお金です。

会社員がお金をもらえるのは、労働力という価値を提供しているから、ということを述べてきました。

「うちの会社は給料が安い」だとか「給料がなかなか上がらない」のように、思ったことのある方は多いでしょう。

 

このことについて、少し考えてみましょう。

お金に関する有名な本で「金持ち父さん 貧乏父さん」という本があります。

この本の中で、車の修理工をしていて「給料がほとんど上がらない」と嘆く男性の話が出てきます。

彼ができる仕事は「一日に一台の車の修理を行うこと」です。

彼がいくら優秀な修理工で、たとえ数十年と長く働いていたとしても、一日に処理できる台数は一台だけなのです。

もしあなたが給料を支払う側(経営者)だったら、どう感じるでしょうか。

出せる成果が変わらない以上、給料を2倍や3倍にしようとはまず思わないでしょう。

 

このように、お金は忙しさに対してではなく、価値(ここでは1日に1台の車を修理できること)に対して支払われることが一般的です。

あくまで例ですが、さきほどの修理工は自分で1日1台の車を修理し続けるのではなく、そのスキルやノウハウを本にして売りだせば、自分以外の人も車の修理ができるようになり(世界での車の修理スピードが上がり)、多くのお金も手にすることができるかもしれません。

(忙しさは減って、価値が増える、価値が増えることでお金が増える、ということを想像するうえでの一例になるかと思います)

さいごに

記事中にも書きましたが、人間には「考える」という最大の武器を持っています。

哲学者のパスカルは “人間は考える葦である” と言いました。

動物としては非常に弱い人間ですが、考えることで無限に未来を想像できますし、いくらでもほかの人に価値を与えることができます。

何も考えずに忙しく過ごしてはいけません。

たくさん寝て、食べて、考えて、充実した人生を送っていきましょう。

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